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声優楽曲の定点観測的な時評、その他思いつき雑記。中の人→ISHII (Twitter: @shiroas)

ヒプノシスマイクと声優ラップ

男性声優12名によるラップバトルプロジェクト「ヒプノシスマイク」のCDシリーズが10/25より順次発売。リリースに先駆け、12名のマイクリレー「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」が公開。作詞・作編曲はももクロなどの楽曲を手がけるinvisible manners。

12名のフロウを書き分けた裏方がエライなと思うものの、差し引いても全員ラップの水準が高く、特に木村昴さんのラップは声質の良さも相まってめちゃめちゃ良かったです。あとは浅沼晋太郎さんのエムラスタっぽいシャウトも好み。全員滑舌と発声がいいのは声優ならではの良さですね。

HOOKは「I REP」+「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」を下敷きに、LDHっぽさをプラスしたのかなって感じで、設定もHiGH&LOWぽいのでCDリリース後の展開も楽しみです。

例に上げたように初めてこの曲を聴いて思ったのは「ニトロっぽくてカッコいい」でしたが、これは結構声優ラップ史的に重要だと思っていて。

90年代前半はわりとUSのパーティーラップっぽいものがちらほらありバリエーション豊かだった声優ラップも、00年代以降はパターン化が進み、

①「スネークマンショー/咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3 」調の語り・台詞入りのもの

②掛け合いを入れた「DA・YO・NE」調

Dragon Ashのようなミクスチャー系

④歌とラップの中間、GReeeeNっぽいの

例外もありますが、ざっくり上記4種類くらいの系統に収まるものが多いな~という印象でした。フリースタイルラップブームの影響でようやく"ソレっぽい"楽曲が出てきたことを嬉しく思います。贅沢を言えば、現トラックも好きですが、本職のHIP HOPトラックメイカーのビートでもやってほしいですね。いずれにせよ、今後の4枚のリリースを首を長くして待ちたいと思います。

 

以下はお気に入りの新旧男性声優ラップ曲。 

トップランナー

トップランナー

  • provided courtesy of iTunes

ライムスターのMummy-Dさん作詞。もろDさんっぽいフロウで最高。

一撃必中

一撃必中

  • provided courtesy of iTunes

HOME MADE 家族やnobody knowsなどの名古屋のグループっぽいパーティーラップ。

 作詞は秘密結社MMRの丸省さん。現行のバトルっぽいフロウで言えばこれが間違いなく最高峰では。

勝負は時の・・・運だろ?

勝負は時の・・・運だろ?

 

M-6「試合後反省会」DA・YO・NE調マイクリレー。

気の毒

気の毒

 

 M-2「GAP」声優グレイトフルデイズ。